施工事例
愛。
愛って何だろう。
辞書での定義もひとつではない。① 親子・兄弟などがいつくしみ合う気持ち。②特定の人をいとしいと思う心。③ある物事を好み、大切に思う気持ち。④個人的な感情を超越した、幸せを願う深く温かい心。 など、多岐にわたる。
しかしこれらもまた、一例に過ぎない。

僕にとって、愛とは「思いやり」である。
思いやりとは、「相手の立場や心情に心を配ること。同情、また、配慮。」と定義されている。
僕が第一に心を配りたいのは家族だ。

【家族愛】:家族間での愛情のこと。


妻と子ども2人、家族で過ごすこの家は、いつも賑やかで温かい。
例えば、朝、顔を洗うとき。夕方、学校から帰宅した子どもたちが手を洗うとき。
このソープディスペンサー付「ダブルボウル洗面台」なら取り合いになることなく、速やかに支度を進められる。
毎日使うものだからこそ、田中工藝によるオーダー品にこだわり、落ち着いた高級感と柔らかさを併せ持つグレージュを採用した。天板には、なめらかな質感が美しいコーリアンを選んでいる。この上質な素材感が三面鏡下の間接照明と響き合い、ホテルライクで優雅な空間を演出する。

家全体の快適さを支えるのは、こうした細部への配慮だ。
採用したタンクレストイレは、その洗練されたフォルム自体が空間に静かな気品を与えてくれる。掃除のしやすさという実用的な配慮は、日々の家事負担を減らし、その分、家族と笑い合う時間を増やしてくれるはずだ。
全部で3つある洋室は、収納スペースによって常に整った空間を確保した。
クローゼットの取手と枠を無くし壁面化することで、視覚的なノイズを削ぎ落としている。
そのうち2つの洋室は、子どもたちがそれぞれの個性を育むための専用の部屋。この整った環境が、自分の空間を慈しむ習慣を育むきっかけになればと願っている。


主寝室である洋室1には、NORMANの「スマートドレープシェード」を採用。柔らかな光に包まれて目覚める心地よさと、閉じたままでもバルコニーへそのまま通り抜けられる機能性は、暮らしの動線をどこまでも軽やかに、美しく整えてくれる。



全居室フローリングの清潔感とミニマルな設えは、子どもたちの成長や、将来のどんなライフスタイルの変化も、優しく受け入れてくれるはずだ。


さらにPanasonic製「スマートホーム」の導入が、家族時間をより豊かにしてくれる。
外出先からスマホでお風呂を沸かしたり、エアコンや床暖房を整えたり。
電気が点いているかどうかが一目で分かるため、離れていても子どもの帰宅を把握でき、安心して仕事にも集中できる。
テクノロジーが日常の「名もなき手間」を肩代わりし、家族と向き合うための心のゆとりを生み出している。
【自愛】:自分を大切にすること。
「思いやり」には、相手がいることが前提ではあるが、その相手は「自分自身」もまた例外ではない。
僕は平均より身長が高い。一日の疲れを癒す浴室は、大型の1820サイズを選んだ。
大理石調の壁面に囲まれ、足を伸ばす時間は何よりの休息になる。

かつてキッチンに立つたびレンジフードに頭をぶつけていた悩みも、今はもうない。


田中工藝のオーダーキッチンは、カウンターを通常より高い90cmに設定した。
建設基準法によりコンロ天板からレンジフードまでの距離は1m以内と定められており、床からフードまで最大190cmのクリアランスを確保。身長187cmの僕にとって、それを超える高さであることは、安全が確保されていて心強い。
キッチンのこだわりはこれだけに留まらない。


天板には高い耐熱性・耐傷性を誇るDEKTONを採用。汚れを気にせず使える実用性と、高級感のある石目調が、自分自身の感性をも満たしてくれる。
さらに、ディスポーザーやタッチレス水栓、大容量の背面収納を完備。
機能性とデザイン性が共存するこの場所は、単なる調理場ではなく、自分への最高の配慮から生まれた「快適なステージ」だと言える。
【友愛】:兄弟・友人の間の親しみ。また、他に対して深い思いやりをもつさま。
家族を愛するように、訪れるゲストもまた、この温もりの輪の中に迎え入れたい。
リノベーションで「DEN」や仕切りを解き放ち、約21.8帖の大空間へと生まれ変わったLDK(リビングダイニングキッチン)。視線を遮るもののない開放感が、集う人々の心にゆとりを生む。



一歩足を踏み入れた瞬間に感じる、突き板フローリングの柔らかな質感と、壁一面に施したアクセントクロスの洗練された表情。


窓辺を彩るのも、寝室と同様にこだわったNORMANのシェードだ。カーテンのような風合いと、ゲストの自由な動きを妨げないこの仕様こそが、僕の考える「おもてなし」の形。

天井を貫く一筋の光が、訪れる人を空間の奥へと優しく誘う。

こだわりのDEKTONのカウンター越しに、料理を仕上げながら会話を楽しむ。 高めに設計したキッチンは、立ち話をするゲストとも目線が近く、心理的な距離を縮めてくれる。

テレビ下には埋め込み型のオーダー収納を設置し、ゲーム機などを隠して収納。
ノイズレスな空間は、ゲストに「非日常の贅沢」をプレゼントする。 大人数で集まるときも、床暖房が足元を優しく包み込む。 物理的な快適さが、自然とゲストの心を解きほぐしていく。
【親愛】:人に親しみと愛情を持っていること。また、そのさま。
最後に紹介したいのが、この家の「顔」である玄関だ。
ここには、家族やゲストを最初に出迎え、最後に見送るための、ささやかで温かい工夫を凝らした。


天井を走る間接照明の柔らかな光が、外での緊張を解きほぐしてくれる。
なかでもこだわったのは、斜めに切り込んだ「斜め框(かまち)」の設計だ。 これにより、姿見を「靴を履いた状態」でも「脱いだ状態」でも、常にベストな距離感で確認することができる。
足元には大判のタイルを採用。継ぎ目を少なくすることで、視覚的な広がりを持たせた。斜め框が生んだゆとりある土間スペースは、大容量の玄関収納と相まって、複数人が同時に身支度をしても窮屈さを感じさせない。この「広さ」への配慮が、心に余裕を生み、所作までも美しく整えてくれる。

背筋をスッと伸ばして自分を送り出し、柔らかな光とともに家族を迎え入れる。 玄関から始まるこの家全体が、僕にとっての「思いやり」そのものなのだ。
| エリア | 埼玉県さいたま市 |
| 間取り | 3LDK |
| 築年数 | 2006年(平成18年)4月 |
| 施工時期 | 2024年(令和6年)3月 |
| リノベーション内容 | フローリング新規貼替 建具・玄関収納等新規交換 田中工藝製洗面化粧台新規交換 TOTO製洗浄便座付トイレ新規交換 TOTO製追焚機能付ユニットバス新規交換(浴室換気乾燥暖房機能付) 田中工藝製システムキッチン新規交換(食器洗浄乾燥機付) Panasonic製スマートホームシステム設置 Panasonic製天井埋め込み型空気清浄機設置 壁・天井クロス新規貼替 給湯器新規交換 照明器具新規設置 エアコン新規設置(LDK) |
メジャースケールでは物件探し・オーダーリノベーションのご相談もお待ちしております。